自己アピール

Text: ブルマ/Bloomer
Special Thanks: NIFTY-Serve FMCN Forum

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某テレビのプロデューサー橋本は、オーディションに立ち会うことになった。 今日は自己アピールの発表だ。1人持ち時間は3分。何をしてもいい。

受験番号37番は面接会場に礼儀正しく入ってきた。そして身につけている物を 手早く取り去った。横の篭に丁寧に畳んで入れた。 素足の先から頭の先まで一切のものがなくなった。口紅もイヤリングもない。 直立不動のまま審査員を無視するように前を見つめた。目がきりりとして美しい。

橋本は足の先から舐めるように見た。 足は20歳にしては細い。しかし舞台で鍛えられた太股がバレリーナのような筋肉質の いい形を保っている。黒い陰は薄く、地肌が透けて見えた。 太股から腹にかけては、女としては無駄な脂肪がなく、凹凸があまりない。 胸も小ぶりで硬い。小さな紅い乳首が、胸に張りついているだけだ。Aカップだろう。 橋本は品定めした。全体としてAV女優としては失格だが、均整はとれている。

ふと気づくと、審査員誰もが37番の自己アピールに「何か」を考えているらしく、 沈黙していた。ようやく橋本は自己アピールの説明を求めた。 「私をどう思われますか?」と彼女は静かに答えた。舞台経験者は声がよく通る。 表情は柔らかく落ち着いている。橋本は審査員が審査されていることに気がついた。

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